アドマイヤベガ

偉大なる種牡馬サンデーサイレンスとオークス馬ベガの間に生を受けた第一子。デビュー戦でよもやの降着処分を受けるも、第二戦となった各上挑戦でエリカ賞を一番人気に応え、快勝する。その後ラジオたんぱ杯、弥生賞を連対。熱発の影響で1番人に推された皐月賞でまさかの6着。前年、ダービーをスペシャルウィークで制した武豊は並々ならぬ決意でダービーへと向かった。皐月賞馬テイエムオペラオーが最初に動き、ナリタトップロード、アドマイヤベガと続く…ナリタトップロードが抜け出し勝利かと思った瞬間、大外からアドマイヤベガと武豊が襲い掛かり、首差交わした時ゴール。武豊、東京優駿連覇達成の瞬間だった。そして、ベガの子は全て重賞制覇するという素晴らしい成績である。その後アドマイヤベガは京都新聞杯を勝ち、菊花賞を6着に負け、屈腱炎を併発し引退した。アドマイヤベガは今年種牡馬デビューしたばかりで、ストーミーカフェが重賞を制覇したばかりで期待が高まる中、突然の訃報…冥福を祈ります…