エアシャカール

サンデーサイレンス、母アイドリームドアドリーム。姉に優駿牝馬2着のエアデジャヴー、弟に今年、新馬戦を圧勝したエアサバスがいる。日本競馬史において、最も三冠馬に近かった馬。皐月賞を制し圧倒的一番人気に支持された東京優駿アグネスフライトと壮絶な一騎打ちになるが、直線右にヨレる悪癖を露呈し惜しくもハナ差で敗れる。その後前哨戦を挟み、菊花賞でラチ沿いを走らせるという武豊の好騎乗にも助けられ二冠に輝く。菊花賞が競走馬生活最後の勝ち鞍となった。期待を持たれ種牡馬入りするも、放馬中に小動物に驚き柵を蹴ってしまい、複雑骨折を発症し、安楽死処分がとられた。残された産駒は4頭でいずれも牝馬である。